基本1 (所要時間: 5分)

FrontOpsの基本的な使い方を説明します。

画面説明

_images/parts_names.png

この画面を フローエディタ といいます。この画面で フロー を記述します。

画面の各部品の名前は図中の通りです。

最初のフローを作る

それでは、早速最初のフローを作ってみましょう。

まず、 デバッグウィンドウ に、現在時刻 を表示してみます。

  1. パレットの 入力カテゴリ から青の injectノードワークスペース にドラッグドロップします
  2. パレットの 出力カテゴリ から緑の debugノードワークスペース にドラッグドロップします
  3. injectノード の右端から線を引き出して、 debugノード につなぎます。
  4. デプロイボタン を押します

これで準備完了です。

injectノードボタン を押すと、 デバッグウィンドウ現在時刻 [1] が出力されました。

(上の画像をクリックしてアニメを見てください)

[1]Unixタイム形式です。数字をクリックする度に表示形式が切り替わります。

動作説明

何が起こったのか説明します。

  1. injectノード は、 ボタン が押されたので、メッセージ(msg)を作成し payload現時時刻 をセットして [2]、出力に流しました。
  2. メッセージは線上を流れて、debugノード に届きました。
  3. debugノード は、メッセージが届いたので、 payload の値を デバッグウィンドウ に表示しました。
[2]メッセージはJSONフォーマットで、次のような中身です。
{
    "_msgid":"bed2825b.171f1",
    "topic":"",
    "payload":1523154334540
}

これが今起こったことです。

メッセージは入力ノードで作成され、つながっている線上を左から右へ流れていきます。

それぞれの ノード はメッセージが届くと、何かしら処理を行います。そして次があれば、次にメッセージを流します。

フローは、このシンプルなルールで動いているので覚えておきましょう。

Hello Wolrdを出力する

今度は、現在時刻 ではなく Hello World という文字列を流してみます。

injectノード をダブルクリックして、プロパティ編集画面 を表示します。 ペイロード のリストから 文字列 を選択して、「Hello World」を設定します。

_images/quickstart_inject_payload.png

完了ボタン を押して、プロパティ編集画面 を閉じたら、デプロイボタン を押して変更を適用します。 デプロイボタン を押さないと、変更は反映されないので注意してください。ちなみに、デプロイ=保存です。

injectノード のボタンを押すと、デバッグウィンドウ"Hello World" の文字列が表示されました [3]

(上の画像をクリックしてアニメを見てください)

[3]メッセージは次のような中身です。
{
    "_msgid":"a2421211.ad6db",
    "topic":"",
    "payload":"Hello World"
}

途中でメッセージを加工する

次は、流れるメッセージを途中で加工してみます。

injectノードdebugノード の間に パレットの 機能カテゴリ から黄色の changeノード を追加します

changeノード をダブルクリックすると、プロパティ編集画面 が表示されます。

ルール を次のように設定します

_images/quickstart_change_rule.png

完了ボタン を押して、プロパティ編集画面 を閉じたら、デプロイボタン を押して変更を適用します。

injectノード のボタンを押すと、デバッグウィンドウ"Hello Japan" の文字列が表示されました。 [4]

(上の画像をクリックしてアニメを見てください)

injectノード で作られたメッセージは、 changeノード で加工され、 debugノード に届きました。

[4]メッセージは次のような中身です。
{
    "_msgid":"bee80523.d68178",
    "topic":"",
    "payload":"Hello Japan"
}

フローを保存する

作成した フロー は名前をつけて保存します。 新規で自動作成されたファイル ( frontops-*.tmp ) はFrontOps終了時に削除されるので注意してください。

[ファイル] - [名前を付けて保存...] からファイル名を指定して [5] 保存してください。

[5]拡張子は .json としてください。